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第二回

【ネタバレ】蒼井練乳の偏な文

第二回「アニメ・氷菓」

注:この文章は、私、蒼井練乳の偏見に満ちた独自解釈で構成されており、
  世間一般的な見え方、感想とは一致しない場合が多々ございます!
  








ネタバレします。 以下、ご注意くださいませ。



















どうして、氷菓のBDを買いそびれたのか!?




わたし、気になります!





今回は!
米澤穂信さんの推理小説〈古典部〉シリーズが原作のアニメ氷菓です。

既に録画を三回転目中なのですが・・・

このアニメ・・・1話目を見え終えた時点で、どういう内容が展開されるのか?
よくわからず2話目以降を録画しようか?悩みました・・・

番組が始まる前に得た情報では、

1.省エネ主義者の主人公
2.推理小説、ミステリー
3.青春は、優しいだけじゃない。痛い、だけでもない。ほろ苦い青春群像劇。
4.作画が素晴らしそう

ちなみに私は、原作を読んでいない、にわか古典部ファンであり、
(今、現在〈古典部〉シリーズの既刊は全て手元にありますが読んでいません)
上記情報では、全く予測不能でした。

そう・・・1話目を見た感想としては、日常的な物語過ぎる、
推理?ミステリー?といえば、そういう場面もあったのですが・・・
この1話目で、かなり身構えてしまい、
作品本来の楽しみ方を見失ってしまったようで・・・


っと、言いつつ・・・見続けたのですが・・・
そして見続けているうちに、どっぷり引き込まれていたわけです!

とにかく二回転目からのほうが断然面白い!!!


っで、シリーズを通した感想は、

単純に可愛い女の子に翻弄される男子高校生の物語!


この物語に過度な推理物を期待してはいけません!
ほろ苦い?青春の物語なのですが・・・
そのほろ苦も、かなりの薄味で、じっくり味わう必要があるかも知れません。

しかし、一度旨みを知ってしまえば、
それは、近頃稀に見る旨さなのです!


日常系高校生探偵物語

物語中、推理の対象となるのは、
事件や、怪奇現象等ではなく、
日常の出来事で、ちょっと不思議に思うレベルの謎。
影も仕掛けも無いような、(影は仕掛けはあるのでしょうけどw)
些細な事象・・・

主人公、折木 奉太郎にしてみれば、
どうでも良い事であり、不思議に思わなくはないが、
そのまま流し、忘れてしまっても構わない事なのです。

まぁでもw
彼の
「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」
をモットーとする省エネ主義が、
前提になければ、本来、多感な高校生は流したりしないのでは?と思うところですがw

そして、物語が始まってみると・・・

高校に入学した当初、主人公の奉太郎は薔薇色の高校生活の存在を理解しつつも、
灰色の高校生活を望むのだが・・・
奉太郎の姉:折木 供恵の手紙により、古典部に入部する・・・
否・・・入部させられたと言うべきか?w

現在部員が居らず廃部寸前の古典部、
姉の青春の場でもある古典部の廃部を阻止すべく奉太郎は無理矢理?入部するはめに・・・
そこで、一身上の都合により同じく古典部となった千反田える(ヒロイン)と出会う。

この後1stエピソードが展開され、
奉太郎は、初めて千反田さんに翻弄されるw

古典部に千反田さんが入部し、存続が決まった古典部、
この時点で奉太郎は入部をやめようと思ったようだが、
下校時、下駄箱で千反田さんに手を差し伸べられ、
これから、よろしくと入部届けを渡すように迫られる・・・

ここで意外にも、省エネ主義の奉太郎は、
ほろほろと手渡してしまうw


落ちたw

しかし、ここから恋愛の物語が加速することはなく・・・
日常の、些細な、謎解きが展開される。

分かっていない訳ではないだろう。
ただ、灰色な省エネ主義が、己の気持ちを見つめることをしないだけ・・・


その後、古典部は奉太郎の親友?福部 里志と、奉太郎と小・中9年間同じクラスだった伊原 摩耶花を加え、
4人で活動することとなる。

っが、特に古典にまつわる事はしていないようでw
放課後に集まり話をしたり、本を読んだりしているだけである。
っというか、主に謎解きをしているw

推理クラブか?www


謎解きに関しては、つまらなくはないのだが・・・
日常的かつ、登場人物の主観、思い入れ?みたいなものが強く、
解決しても、おー!っとなるより、それにより揺れ動く古典部諸君に興味がいってしまう。

それも、この作品の良いところだと思う。



謎解き以外の特徴は文化祭!

2クール22話放送されたわけだが、
2/3くらいに見え隠れするのが文化祭。
何かしら文化祭にまつわる回が多いです。

最初の大きなテーマである文集「氷菓」と、優しき英雄:関谷 純にまつわるエピソードも、
2年F組のビデオ映画にまつわる女帝VS奉太郎バトルも、
十文字事件が起きる文化際そのものも・・・

とにかく間接的にも、直接的にも文化祭が多く関係している。

これは、やはり部活動の祭典が文化祭という設定だからか?




続いて特徴的なのは登場人物の名前が難しい!

・入須 冬美
・糸魚川 養子
・遠垣内 将司
・陸山 宗芳

聞いても文字が浮かんでこないw文字を見ても読めない等々・・・

日常的な物語にアクセントとなる設定の数々、
特に意味は持たないのかも知れませんが、
それも日常の隠し味でしょう。

作画もストーリーに貢献しています!

温泉の回の木漏れ日に立つ千反田さんや、
最終回、狂い咲きの桜の前に立つ千反田さん。

原作に木漏れ日に立つシーンが文章として存在しているのか、
今のところ知らないのですが、
もし、無いとしたら・・・これは凄い演出です!

そして、目!
とても綺麗な目の主人公達は、本当に素晴らしい!!
ここ数年で一番感動した目かも知れません。
(魔法少女まどか☆マギカの目も、目のシーンは全て使いまわさず描いた化物語も良かった)



肝心なストーリーについては、
地味だと言われますが、見方さえわかってしまえば、
それほど地味だとも言えないのではないでしょうか?

前述の通り、推理やミステリーを追ってしまうと、
物足りないのかも知れませんが、
それを追う過程に発生するやり取りは、とても面白いのです。

例えば、千反田さんの叔父である関谷 純についてのエピソードで、
最初、千反田さんは、奉太郎一人に相談を持ちかけますが、
苦戦する奉太郎の一言で、千反田さんは古典部の皆にも相談することにします・・・、
そのきっかけとなった一言は千反田さんにとっては、
とても衝撃的で心変わりをします。

このような、やりとりが作品の醍醐味なのではないでしょうか?

2年F組の映画の話もそうです。
女帝VS奉太郎のやりとりは、中盤の山場でとても楽しめます。
(まぁ、単純に楽しいというわけではないのですが)
奉太郎が敗北を喫すシーンは、ただただ可愛そうとしか言葉が出ません。



それらを織り成すキャラクターも、また作品の魅力なのでしょう。

主人公以外の古典部の面々、

部長、豪農千反田家の千反田える
キラキラした目が、とても可愛く、とりあえずフィギュアが欲しい存在・・・
じゃなくて、好奇心の亡者!
この好奇心に抗えず奉太郎は右往左往しますw

ストーリー中印象的なのは、
やはり2年F組の映画の回の最後で、奉太郎と二人、部室で話すシーン。
お互い「らしくない」と励ましあい、その後「いつものように」と会話を続けますが、
お互いが安定剤のような関係であり、
まるで良き夫婦のようにも見えますw

奉太郎とは相思相愛なのでしょうが、
それは物語中、最前線に出てくる事が極めて少ないのも面白さなのです。

初見では、この千反田さんが鬱陶しいとの声も多く聞かれますがw
古くからの古典部ファン皆様のアドバイスによれば、
3話目くらいから見始めると良いそうですwww

でも、見ているうちに可愛くて仕方がない存在になるのだと思いますよ?w


福部 里志
奉太郎の親友とのことですが、ライバル視もしています。
しかし、奉太郎には勝てないと思い込んでいる。

文化祭の十文字事件では、奉太郎に挑むも無残に負けてしまいます。

同じく古典部の伊原 摩耶花には中学時代?からアタックされていますが、
はぐらかし続けている。

結局は、奉太郎に助けられ付き合うようになるのですが・・・


伊原 摩耶花
奉太郎と腐れ縁w
当初は奉太郎の推理能力に対し、なんで折木が!とムカつきを露にしていましたw
漫画研究会での先輩とのバトルは・・・
可愛そうな完敗をします。
これは、女帝VS奉太郎に匹敵するほど、ほろ苦さが強いエピソードでした・・・


古典部以外の登場人物では、



入須 冬美
たぶん、物語中で一番?奉太郎を熱くさせた人物かな?
とにかく!この二人のバトルは青春だ!!ww
美人でスタイルが良く、総合病院の娘で、
頭も良く、人を使うのがうまい、女帝と呼ばれている。
なんて人物だ?・・・
登場人物中では目が小さい部類で、前髪が特徴的。
態度が大きい!


折木 供恵(姉)
奉太郎を間接的に翻弄する面白い立ち位置で、
女帝VS奉太郎を仕組んだ張本人でもありますw
文化祭の時も・・・結局のところ最終兵器を奉太郎に手渡しに来ますw
物語中、顔の描写が一度もありません。


そして最後は、


折木 奉太郎・・・
主人公、随所に見える千反田さんへの想いw
突っ込みどころですよ!w
主だったエピソードの中心に存在するので、
色々書けるのでしょうけど・・・

とりあえず優しさについて、

奉太郎は優しい!
バレンタインのチョコ事件では、
彼らしさが顕著に現れています。

盗まれたチョコを取り戻すべく、
千反田さんは、奉太郎の制止を振り切り、
犯人を捜しに行こうとしますが、
奉太郎は千反田さんの腕を掴み、再度制止します。
振り返った千反田さんの目には涙が・・・

しかし!
奉太郎は、そこで優しい言葉を掛け、なれ合うような事はせず、
きっぱりと言います!
お前ほど感じやすくないから、気持ちはわからない。
それでも任せろ!と・・・
これは、その場しのぎの優しさではなく、
真の優しさだと思います。

何気にかっこいい奉太郎でもあります!



その他、個性的な登場人物達も、やはり存在感があり、
物語を面白く演出しています。

最終回に登場するおじさん達は、声優が大御所ばかりで、
えぇぇぇぇ?って耳を疑いたくなるほど豪華ですw
そんなところでも楽しませてくれる作品!



萌え時代・・・
○○は、おれの嫁なんてのをよく見かけますが、
この氷菓のヒロイン千反田さんに至っては、

奉太郎と結ばれること望む声が多く、
応援の言葉をよく見かけます。


そういう気持ちにさせられる。
青春の物語・・・


氷菓の魅力とは、それに尽きるのかも知れません。



近年、稀に見る傑作です!




蒼井練乳の偏な文 
今回は氷菓アニメ版の紹介?感想?ではなくて・・・
何か書きたいだけの文章!第二回目でした。


では!また次回!!
by aoren_v3 | 2012-10-18 21:27 | 【ネタバレ】蒼井練乳の偏な文


勝手に Muse Doll 日本普及委員会


by 蒼井 練乳

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